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排便コントロール(下痢抑制・IBS)

下痢抑制

PHGGは下痢を改善する

被験者
流動食を摂取している術後患者 100名
試験方法
PHGG 20g/日を5日間以上摂取し、下痢発生人数を調査した。
結果
下痢の発生人数が減少しました。

Homann HH, et al. J Parent Enteral Nutr. 18, 486-490 (1994)

PHGGは糖アルコールによる下痢を予防する

被験者
健康な女子大生28名
試験方法
マルチトールのみ、またはマルチトールとPHGG(5g、10g)を同時に摂取したときの下痢発生頻度から抑制率を算出した。
結果
糖アルコールにより引き起こされる下痢の発生を抑制しました。

Nakamura S, et al. Eur J Clin Nutr. 61, 1086-1093 (2007)

PHGGは急性下痢を回復させる

被験者
下痢を伴う小児 126名(4~18ヶ月)
試験方法
PHGG 20g/L(平均6.9g/日)添加WHOブドウ糖電解液を1週間摂取させ、
下痢発生率、下痢発生期間を観測した。
下痢発生率(%)=(PHGGあり時の下痢便量/PHGGなし時の下痢便量)×100
結果
摂取期間に伴い下痢便発生率が減少、また下痢発生期間も短縮しました。

Alam NH, et al. J Pediatr Gastroenterol Nutr. 31, 503-507 (2000)

PHGGは慢性下痢を回復させる

被験者
20日以上下痢が続いている男児 116名(5~24ヶ月)
試験方法
離乳食のみ、またはPHGG2%添加離乳食を摂取させ、下痢発生の割合を調べた。
結果
慢性下痢からの回復を早めました。

Alam NH, et al. Arch Dis Child. 90, 195-199 (2005)

IBS(過敏性腸症候群)

PHGGは便秘も下痢も改善する

被験者
過敏性腸症候群患者 188名
試験方法
PHGG 5g/日を飲料とともに12週間摂取させ、経時的に排便回数におよぼす便秘・下痢への影響を調査した。
結果
下痢と便秘のいずれも改善しました。

Parisi GC Health-ralated quality of life in patients with IBS treated with partially hydrolyzed guar gum (PHGG). 国際「こころと栄養」シンポジウム -生命との対話- (2005),
Parisi GC,et al. Dig Dis Sci. 47 1697-1704 (2002)

PHGGは子どもの機能性胃腸障害を伴う腹痛を改善する

被験者
慢性腹痛や、過敏性腸症候群などの機能性胃腸障害を伴う子ども 60名(8~16歳)
試験方法
PHGG 5g/日を4週間摂取し、IBSの症状、便性状、腹痛の度合いを点数化した。
結果
IBS症状のスコアが改善し、便性状、腹痛の度合いは改善傾向を示しました。

Claudio R, et al. World J Gastroenterol. 19, 235-240 (2013)