便通異常を合併したNST介入症例に対するグァーガム分解物を用いたシンバイオティクス療法
- ●症例
- 難治性下痢などの便通異常患者: 12人(経腸栄養下痢: 7人, 慢性GVHDによる難治性下痢: 2人, 膠原病にともなう便通異常(便秘)・ 腹部膨満感 ・ 下痢): 3人)
*NST介入日数: 63~52.1(8-168)日
**ブリストル便性状スケール(参考: 泥状便: 6点,普通便:4点)
- ●方法
- シンバイオティクス
(1)プロパイオティクス:ビフィズス菌末 1-2包
(2)プレバイオティクス:PHGG6g×2包/日 or サイリウム2包/日orグルタミン製剤 3包/日
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NST* |
介入前 |
介入後 |
排便回数(回) |
6.5 |
1.1 |
便性状(点)** |
6.6 |
4.7 |
血清アルブミン(mg/dl) |
2.7 |
3.0 |
C反応性タンパク質(CRP,mg/dl) |
3.1 |
1.6 |
第27回日本静脈経腸栄養学会抄録集 p. 241, 演題番号: S3-01(2012)参照